とある県に、全国的に見ても、スポーツで有名な男子校がある。
その名は「極上中学校」さまざまな、部活動において、ダントツの全国トップ! 運動能力の飛びぬけた生徒たちが集まる全寮制の学校である。
はたから見れば、暑苦しい少年たちではあるが、実際、思春期を迎える頃の彼らを見てみると、必ずしもそうではないようで、人並みに、体の成長に悩んだり、恋に悩んだりする普通の少年たちであった。
しかし、体育会系の学校特有の厳しいルールは、彼らに、普通の男子中学生としての個性を、簡単に奪ってしまうものがあった。
裸に近い姿でグラウンドを走るなんて、彼らには日常茶飯事であったし、厳しい規則は、部活だけでなく、授業中にも及んでいた。もし、先生の眼前、居眠りでもしていたら、警棒で叩き起こされるほどの、スパルタ学校なのである。
ゆえに、生徒たちの間には、何にも変えられない、固い絆みたいなものがあった。
極上中学校が、他の学校に負けないのは、まさしく日々の積み重ねの成果なのであった。
だが、ここに、そんな学校に中でも、劣等的な部活動が存在した。
それは、バレー部であった。
彼らは、全国予選も、ここ10年通過していないような弱小チームであった。弱小といっても、基本的には強いのだが、極上中学の中では、相当しょぼい分類である。
そんなバレー部が、夏休みに入り、特別合宿として、海の家を借りることとなった。これは、毎年行われる、このバレー部の伝統的なイベントであって、毎年必ず、恥ずかしい企画が、その年のキャプテンによって用意されていた。
「うっわー!!マジかよっ!?最悪じゃん!」すらりとした肢体に、しなやかな筋肉を程よくまとった、美少年が、罰ゲームを賭けたビーチバレー対決の組み合わせを見て、思わず絶句した。
彼の名は修也。
ビーチバレーは、1チーム3人で、適当にくじ引きでチーム分けされたのだが、運悪く、修也のチームは3人とも1年生となってしまったのだ。
しかも、不運はそれだけではなかった。
小柄でまだまだ未発達な体の太一と、小太りの要。
太一は小さいながらも、一生懸命ボールに喰らい付こうとするが、体力がまだなかった。 何より問題は要の方だ。
彼は、最初、相撲部に所属していたのだが、途中で挫折し、学校の中でも最弱のバレー部に逃げてきただけの生徒なのだ。 当然、戦力になりもしなかった。
そんなわけで、当然のように、修也たちのチームが最下位となり、案の定恥ずかしい罰ゲームが執行されることになったわけだ。
プライドと負けん気の強い修也にとっては、屈辱の結果。 正直な気持ちは、要を殴り倒したいところであった。
キャプテンが用意していたのは、魚介類を使ったハレンチな水着(?)であった。 それを着て、1日中過ごせと言うのだ。
冗談じゃない!
さすがにそう思ったが、ここは体育会系の厳しい世界、逆らうようなことがあれば、より恐ろしいことになるのが、目に見えていた。
泣く泣く修也たちは、キャプテンの渡すハレンチ水着を受け取った。

「こ、こんなんで過ごせるかよ!マジで生き恥じゃん!?」
ホタテガイの殻に、プルンとボリュームのあるおちんちんを収めながら、修也が言った。
修也の股間には、もう、うっすらと毛は生え始めていたためか、恥ずかしさも半端なものではなかった。
多感な年齢の少年には、あまりに酷な罰ゲームであることに違いない。
「うぅ〜なんで僕がウニなのさぁ…?」表面の刺刺しい、面積の狭いウニの殻で子供らしいおちんちんを隠しながら太一がつぶやいた。
隠そうとしても、だいぶはみ出して、未発達な性器が露呈していた。
要は、2人に悪そうな表情を作りながら、一番面積の広い生のイカを選んだ。
“下っ腹だけで十分隠れるんじゃないか?”などと邪念を抱きながら、修也はまた、要をにらみつけた。
(はぁ… 鬱だぁ)3人はため息をつきながら、部のみんなの元へ歩いていった。
お披露目とともに、部員全員から、いっせいに歓声が上がる。
今の修也にとって出来ることと言えば、勃起してしまわぬよう勤めることであった。
勃起してしまえば、ホタテガイから、ピンク色の亀頭が顔をのぞかせることになる。 それは、恥ずかしい …というか惨めだ。
真夏の強化合宿は、まだまだこれからが本番なのだ。 修也たちにとっては、とてつもなく長く感じることとなりそうだ。
