栗太郎と桃太郎は1歳違いの兄弟であった。

 兄の栗太郎は中学1年、弟の桃太郎は小学6年生だ。

 2人は、最近、非情に仲が悪かった。

 それぞれ、お年頃になり、互いに同じ部屋にいる、兄弟のことをジャマ臭く思い始めたのだ。

 几帳面な兄はガサツな弟をいつも、厳しく注意していた。

 弟も弟で、そんな兄の事をよく思っていない。

 そんな2人の、仁義なき戦いが始まったのは、些細なことがきっかけであった。

 中学の部活動を終え、家に帰ってきた栗太郎。部屋に入ると、桃太郎が、テレビゲームをしていた。

 床には、読みかけの栗太郎の本や、食べかけのお菓子が散らばっていた。

 いつものように、栗太郎が、厳しい口調で桃太郎に怒鳴りつけた。同じ部屋なだけに、散らかされる事がガマンできないのだ。

栗「オイ、桃!部屋かたづけろよ!?」

桃「るっさいなぁ。別に散らかってないじゃん!!」

栗「十分散らかってるじゃないか!それに、ソレ俺の買ってきた本じゃねぇかよ!」

 いつものような、仲の悪い2人の会話。 いつもは、シブシブ従う桃太郎であったが。 今は、ゲームがいい場面だったため、ソレどこではなかった。

 しばらく、シカトをきめこむ桃太郎に、栗太郎は、キレた様であった。

 ブチン!

 栗太郎は、テレビの電源を切った。

桃「何すんだよ!?バカ兄ぃ!」はぶてながら叫ぶ桃太郎に向って、栗太郎がナイフのような視線で、呟いた。

栗「桃…お前には、お仕置きが必要みたいだな?」

桃「…お仕置き?」桃太郎は、軽くピクッとなった。兄の栗太郎は、やると言った事は、絶対にやる男だからだ。

栗「桃!おしりペンペンだ!尻出せ!」

桃「バカ言うな!幼稚園児じゃないんだぞ!?」

栗「言っても分からないヤツは、体で学ぶ事だな!?」そう言って、栗太郎は、桃太郎の腕をがっと羽交い絞めにした。

 2人の力差にそれほどの違いはないものも、兄の方は合気道や剣道などの、武術があったため。弟の方は、簡単に関節技などを決められる。

 気が付けば、桃太郎は、四つん這いにされていた。自分の無力さに、桃太郎は、情けなく思った。

 栗太郎が、桃太郎のズボンに手をかけた。まさか?という不安が桃太郎に走った。

桃「やめろっ!ばか兄ぃ!」必死の抵抗も空しく、桃太郎の服は、パンツごと、膝まで、ずるっと下げられた。

 ぷるんと桃太郎の無毛のチンチンが露出される。

桃「ひゃぅっ!!」桃太郎は、恥ずかしさから、変に裏返った声を出してしまった。 兄の前で、性器をさらけ出したのは、本当にしばらくぶりであった。

 屈辱に震える弟の姿を見ながら、栗太郎は少し満足げであった。

栗「フン!歯、喰いしばっときな?桃!」そう言って、大きく手を振り上げた。

桃「うぅ!!」桃太郎は、涙目になりながら、顔をしかめる。

 パチンッ!! 大きな音が、2人の部屋に響き渡る。

 パチンッ  パチンッ

桃「ひゃぁぁあっ!! あぁ!!うわぁぁあんっ!!」あまりの痛みに、桃太郎は、思わず声を上げる。

栗「やめて欲しかったら、土下座して俺に謝れっ!!」

 栗太郎の言葉に、桃太郎は、唇をかみ締めながら、首を横に振る。

 どうしても、それはプライドが許さなかった。

 服従しない弟が、さらにカンにでも触れたのか、栗太郎は真っ赤に腫れ上がった桃太郎のお尻を、さらに平手打ちにする。

桃「あああぁぁぁああっ!!! ぎゃぁあっ!」

 バチンッ  バチンッ  心なしか、栗太郎の手に、さらに力が込められているように感じられる。

 桃太郎のお尻は、まるでサルのようにまっかっかに腫れ上がって、見るのも痛々しいほどになっていた。

 桃太郎は、ついに心が折れた。

桃「やめてっ!もう止めて、栗兄ぃ!謝るからぁあ・・ひゃん!」桃太郎の顔は、涙と鼻水でぐしゃぐしゃであった。

 そう叫んだ後、桃太郎はボロボロ泣きながら、チンチンもお尻も丸出しの状態で、床におでこをこすりつけながら、栗太郎に土下座した。

 『何と惨めで滑稽な姿なんだ…』 桃太郎は、屈辱の中、そう叫びたかった。

栗「フン!馬鹿なヤツだな。」栗太郎は、そんな桃太郎を凛とした表情で、見下しながらそう呟いた。

桃(ちくしょう…ちくしょう!! いつか絶対仕返ししてやるっ!!)桃太郎は、心の中で叫んだ。

 栗太郎は、涙で汚れた弟の顔をしばらく見つめながら、うすうす、自分のやった事を後悔し始めていた。

 なぜなら、弟の桃太郎は、怒らすと怖い事は重々承知であったからだ…。

 

 

 

つづく