「ねぇ?ボクのこと、愛してる?」
「はぁ!?」登(のぼる)の胸の中に寄り添いながら、歩(あゆむ)は尋ねる。そんな質問突然されたって、登は、なかなか返事が出来ない。
いや、正確に言えば、しないのであった。 お互いに、裸になって同じベッドに寝ているのだ。 それに、たった今、歩のアナルの中に、たっぷりの愛情を注ぎこんだところだ。 そのくらい言わなくても、空気で分かってほしいと思う登であったが、心配性の歩のために、小さな声で答えを出してやる。
「好きだよ。好き過ぎるさ、あゆ」そう言って、前髪を交わして、彼のおでこにキスをした。 おでこでは、嫌だと駄々をこねる歩。 登は、仕方ないなと言いながらも、唇を重ねてやる。
歩は、幸せそうに目を閉じながら、それを許す。 いかにも、舌までねじ込んでくださいと言わんがばかりの、可愛い表情であった。
たまらずに、舌を、歩の舌先と絡ませあう。 ザラザラとした感触。登は、再び熱いものがこみ上げてくる。
「あゆ、もう1回、ヤッてもいいか?」
「相変わらずの回復力だねぇ? まぁ、ボクは登のしたいことなら、何でもするけど!」
3度目の射精を迎えた頃には、登にも、さすがに疲れが見えた。
登は、それでも、抱きしめ、つなぎとめておきたかった。 それほどに、登にとっての歩は、魅力的であった。
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あれは、半年前、高校の入学式を終え、新しい学校での、初めてのホームルームの時間であった。 登には、その時に、歩を見て受けた感覚を、今でも忘れはしない。
まるで天使のように無垢で、素直そうな瞳。 やんちゃそうな笑顔。 小学生のようないでたちの彼は、ぶかぶかの学ランを身にまとっていた。 これからの成長に期待して、あえて大きめの服を購入していたのだろう。
(かわいい) 登は、真っ先にそう思った。 気が付けば、口をポカンと開けたまま、歩に見とれていた。 別に、決まって男が好きというわけではない。嫌、むしろ、それはもちろんのこと女のほうが好きで、まさか、男の子に、一目惚れするなんて思っても見なかった。
それからの登は、必死であった。 歩のことをもっと知りたくて、今まで続けてきたサッカーを捨てて、美術部に入った。
はたから見れば、引いてしまうほどのアプローチ。 登は、何度も何度も偶然を装い、彼に近づいては、徐々に交際を深めていった。
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そして、今では、こうして腕の中で歩を抱いている。
登は、ベッドから起き上がり、まじまじと、歩の裸を眺めた。 歩は、すやすやと眠っている。
高校生の男子とは思えないほどに、華奢な手足は、そこら辺の女子よりも、繊細な印象を受ける。 体毛も、子供のように薄く、性器には、うっすらとしか毛が生えていないし、肌だって、つやつやしていて、触れていて気持ちがいい。 肌色の白さにも、エロスを感じる。
登は、改めてまじまじと眺めるが、一切、欠点など見つかる余地もない。 登にとって、これほど、完璧に近い理想は、探しても歩意外に見つからない気さえした。 いや、見つからないだろう。 それが、女か女じゃないかの違いがあるだけで、全然、男の子で十分であった。
登は、歩を見ていると、幸せな気分になり、もう1度布団をかぶって、歩を包み込んだ。
こんなときが、一生続くといいのにな。 登は、そう思って、目を閉じた。
ある日、歩は登の部屋から、エッチな本を見つけ出した。
登は、自分の可愛いエンジェルが、部屋で宝探しをして遊んでいるくらいにしか思ってなかったので、別にかまわずに、部屋を探索させていた。
すると、歩は、エッチな本を手にとって、少し怒ったように言った。
「登って、こういうのが好きなわけ?」そう言われて、登は思わず赤面した。 中学時代の登は、ネットにてロリコン雑誌を買い集めていたためだ。 迂闊だった、自分でも忘れていたくらいの本で、別に捨てられても、もうどうにも思わないような物であったが、小児性愛者ということは、あまり知られたくはなかった。
特に心配性の歩なら、自分がチビだから付き合っているようなもので、もし成長したら捨てられるんじゃないかという考えを起こさないとも考えにくい。
歩は、きれいな柳眉を少し歪めて、プクッと頬を膨らませた。
「登はボクと女と、どっちをとるのさ!?」どうやら、はぶてているみたいだ。
何も、部屋で見つけたエロ本見て、嫉妬することもないだろうという気持ちであったが、そんな歩もまた可愛ゆし。などと思っていた登は、いたずらに言ってやった。
「そりゃ女に決まってるジャン!」
こう言って、歩がスカートでも着て来てくれたら、なんて、淡い期待があった。
「じゃぁボクが女の子になたっら、今より好きになるの?」上目づかいで、登の表情を伺いながら尋ねる歩。
歩のこの質問に、登は、よし来たと思った。
長い間2人でいて、歩をうまく手なずける方法を見つけたかのような気持ちになる。この流れから行けば、近いうちの憧れのコスプレエッチが出来るかもしれない。と思ったのだ。
もちろん、登は、歩に、今、自分の思っていることは伝わっているはずだと確信していた。歩も歩で、そういう空気は読めるほうだし、十分にサービス精神も持っているからだ。
登は笑って、歩を見つめた。そして、耳元でささやく。
「あゆは、男の子はもったいないよ・・・? せめて、俺の前では女になれ」
歩は、プク〜ッと頬を膨らませてから、言った。
「じゃぁいいよ・・・ 今度ね・・・」
登は、このとき、歩には、どんなカッコウをしてもらおうか考えて、ワクワクしていた。
(セーラー服とかナースとか・・・ やべぇ!超楽しみ!!)
『女になれ』 今言った、登自身の言葉のニュアンスが、後に大きな問題を引き起こすとも知らずに・・・。
