春哉は、蒼い顔をしながら、保健室のドアを、ノックもなしに、強引に開けた。

 「せんすぅぇ〜!!」普段の、勝気な態度とは、全然違う、弱った小動物のような声で、彼は叫んだ。

 しかし、そこには、保健室の先生はおらず、保険委員の、同級生の女の子、美鈴しかいなかった。

 「なっ、なに?先生いないんだけど?」

 ちょうど、手鏡を見ながら、鼻毛の処理をしていた美鈴は、頬を赤らめながら言った。

 「美鈴ぅ〜。やばいよぉ〜、やばいんだよぉ〜!!」

 「き、気味悪い声ださないでよ? 何がどうやばいの?」美鈴は、春哉の、普段のキャラとのギャップに、軽く引きながらも、尋ねた。

 春哉は、とても答えずらそうに、体をもじもじさせる。その姿が、あまりにも男らしくなかったので、美鈴は思わず、強い口調で尋ね直した。

 「何が、どうやばいのっ!?」

 春哉は、少しビクッとおびえたような表情を見せながら、静かに答え始めた。

 「で… 出ないんだよ…  ウンコが…」

 「便秘ね? ふ〜ん、それで? 何日目なの!?」美鈴は、そんなことかといった感じで、少し安心した。

 保健室の先生が不在である今となっては、自分に責任を任されているようなものなので、あまり、面倒なケガや病気の人は、正直、相手にしたくはなかったためだ。

 そのため、春哉の症状が、たかだか便秘であるということには、気が緩んだ。

 春哉は、唇をプルプルと、震わせながら答えた。

 「今日で… 8日目… 」

 その言葉を聞いて、美鈴は、驚いた。 1週間以上も、排便が滞っているなんて、彼女からしてみれば、ありえない話であるためだ。

 「重症じゃない?」

 「だ… だろぉ?」春哉は、そう言って、シャツをめくって、お腹を見せた。

 ポッコリと張り出たお腹は、決してタプンとしているわけではなく、その中に、大量の便がつまって、ピチピチに硬く、張っている状態であった。

 見るからに、苦しそうで、美鈴は、早く何とかしてあげたいという気持ちになった。

 「気の毒に… 苦しい?」

 「苦しいよぉ… 俺、このままじゃ、どうかしちゃうんじゃないかと思うんだ… 」

 美鈴は、難しい顔をしながら、呟いた。

 「このままでは、爆発する可能性があるわ…」

 その言葉を聞いて、思わず、顔面蒼白になる春哉。

 「でも大丈夫!私が、春哉くんのピンチを救ってあげる!!」

 「美鈴…? 何か出来るのか??」

 「こう見えて、私、保険委員の委員長よ? 困った人を、目の前にして、何も出来ないような、冷めた人間じゃない…」

 美鈴は、そう言いながら、棚から、いろいろな薬剤を取り出し、便秘の効果的な薬を探し始めた。

 「お前って良いヤツだなぁ?」春哉は、しみじみとした表情で、美鈴に言った。 普段の彼なら、女の子でも、簡単に泣かせちゃうようなタイプであるというのに、今は状況が違うようだ。

 美鈴は、コップを出して、水を入れると、下剤のパッケージにかかれてある使用量を確認しながら、春哉に、それを差し出した。

 「春哉君は未成年だから、2錠が限界ね。 でも、早く直ってほしいから、特別サービスで5錠あげちゃう!!」

 そう言いながら、美鈴は、春哉の手のひらに、5錠の下剤を落とした。

 「お前って、ホント!良いヤツ!!」春哉は、そう言ってから、一気にその錠剤を口に含んで水で、のどの奥へと流し込んだ。

 ほめられて、調子に乗った美鈴は、更に、コーラッ○便秘薬を取り出した。

 これは、CMでもよく耳にする便秘薬であるため、春哉も、更にそれを欲しがる。

 美鈴は、追加で、コーラッ○便秘薬を5錠ほど、春哉に飲ませた。

 「どう?」

 「わかんねぇ…!?」

 すぐに、効果が現れないことに、美鈴も春哉も少しあせったのか、更なる薬を求め始めた。

 「わぁお!春哉君!見てコレ!?」美鈴は、薬が置かれた棚から、イチジク浣腸を発見した。

 春哉は、はなから浣腸をされる覚悟で、保健室へとやってきたわけだし、それを見た瞬間にやられる覚悟は出来ていた。

 「美鈴!頼むっ!それもやってくれ!!」

 浣腸を頼むというのに、何故か男らしさを感じさせる春哉。

 「私は、春哉君がそう言うなら、いいけど!?」

 美鈴の言葉を聞いて、春哉は、彼女に背を向け、一気にパンツを引きずり下ろした。

 「・・・」目をそむけようとしたが、自分が浣腸をしなければならないとなると、直視するしかない美鈴。

 「立ってたら… 入んないでしょ?」声を震わせながら言う美鈴。恥ずかしいのは、お互い様であるんだから、ココは、自分は紳士に対応しなくては、相手に失礼だと考えた。

 「お… おう…  こうか?」春哉も、恥ずかしそうな顔をしながら、チンぐり返しのポーズをとった。

 (なっ、何でだよっ!!!?)

 普通、こういう場合は4つんばいになるだろう!?と思った。

 むしろ、そのカッコウのほうが、苦しい上に、恥ずかしいだろうと思うも、春哉の必死で、真剣な表情を見ると、どうも言い返せなかった。

 おそらくは、彼。浣腸のポーズは、ソレが当たり前だという認識がインプットされているのであろう。

 美鈴は、目を細めながらも、イチジク浣腸をズプッと、彼のアナルに突き刺した。

 

 

 

 つづく