今年の夏休みは、両親の仕事の都合で、俺と兄貴の、2人で、留守番をする機会が、やたらに多い。

 それでこそ、俺は自由ってモンだ。

 俺の兄貴は、俺の性奴隷。

 上下関係で言うと、間違いなく、弟の俺のほうが上だ。

 兄貴は、外では、いいような顔をして、メンツを保っているようだが、家に帰って、ひとたび俺に会えば、可愛い可愛い子猫ちゃんになってしまう。

 いつからか、そんな関係になっていったのかは、ハッキリと覚えてないが、俺と兄貴をとりまく、環境が、それを許したってところだ。

 だから、家では、もう、この主従関係が揺らぐことはない。

 

 待ちに待った、夏休み、初めての2人きりの夜が訪れた。

 ご飯は、大体コンビニ弁当で、ちょっと寂しい気もしたが、そんなことよりも、俺は、はやく、兄貴をいじめたいと、うずうずしていた。

 

 「悟?」

 兄貴が、俺の名を呼んだ。

 ちなみに俺の名前が悟。兄貴の名前が吾郎だ。

 「なに?兄ちゃん?」俺が聞き返す。 口では、兄貴のことを、“兄ちゃん”と呼んでいる俺だが、本当は、心の中で、同じ兄弟だとも思っていない。

 「悟、もうチン毛は生えたのか?」そう尋ねた兄貴は、ちょっと遠慮した表情にも見えた。

 そういえば、ここ最近、一緒に風呂に入った記憶は薄い。

 一方的に、兄貴を裸にさせることはあっても、俺が脱ぐことはないから、兄貴は、俺の成長を、見ていないのだろう。

 正直、生えてるのかと聞かれて、自分でも分からないくらいであった。

 あまりマジマジと見ることもないし、どうせあったとしても、ウブ毛程度だろうからな。

 相手が兄貴なら、別に、見せること事態に、何のためらいもないのだが、どうせなら、ただで見せるものもったいないと思った俺は、兄貴にこう言った。

 「兄ちゃんがまず見せてよ?」

 「あぁ…いいんだけど、別に新鮮なんかじゃないでしょ?

 だって、お前、いつも俺のこと、裸にして遊んでるじゃん!?」兄貴は、そういいながら、パンツをひざまで下ろした。

 まぁ、言われてみれば、確かにそうだ。

 だけど、それを、ちゃんと理解したうえで脱いでる兄貴は、ある意味恐ろしい性格の持ち主だ。 俺にいじめられることを、もはや楽しく感じているんだろうと思うんだ。

 「シャツがジャマ。」俺が言う。

 素直に、シャツをめくって、自分のチンチンをさらけ出す兄貴。

 出ました。いつものように、超ちっちゃいチンチン。

 俺の今まで生きてきて見た中では、ダントツで兄貴のチンチンが一番小さい。

 兄貴は、中学2年生で、年相応の身長があるにもかかわらず、チンチンのサイズは赤ちゃん並みという、悲しいギャップを持ってるんだ。

 俺は、小学校6年で、身長も中の下くらいなんだけど、周りの友達と見せあいっこしても、いい線いってるって感じ。

 だから、俺たち兄弟は、脱ぐと、更に立場の幅が大きく広がっちゃうわけだ。

 「兄ちゃんは、ボ〜ボ〜だね?」

 「そりゃ… 俺だって、中2だからね。」

 「でもチンチンのサイズは赤ちゃんだけどね!!」

 「・・・」

 兄貴は、ホッペタを赤く染めた。

 まぁ、大体、普段の会話もこんな感じだ。

 兄貴のチンチンをネタにして、話をいじっていくことは、何気に自信あったりもするんだ。

 「兄ちゃん… もう全部脱いじゃいなよ? 今晩は、2人きりなんだから、部屋以外でも、裸でいられるんだよ!?」

 「そ… そうだな… 」兄貴は、促されるままに服を脱ぎ始め、俺の目の前で、全裸となった。

 「脱いだ服は、洗濯機に入れてきて!」

 「うん… わかった… 」

 

 

 「さとる・・・ 」

 「なにぃ?」

 「いや…  別に、何ってこともないんだけどさ・・・ 」

 リビングでテレビを見る俺の目の前で、兄貴は、おれに正面を受けて正座していた。

 腕は後ろに回され、俺に、世界一小さなチンチンを、モロに見せ付けていた。

 かといって、俺は、何をするわけでもない。

 見て見ぬフリを続けているだけ。そう、言ってみれば、放置プレイだ。

 兄貴は、切なそうな表情で、俺を見上げ、目で何かを訴えてきた。

 相手にしてほしくて、たまらないのだろう。

 まぁ、兄貴を全裸にしたのは俺だし、このままの放置もさすがに気の毒に思った俺は、立ち上がった。

 「!!」兄貴の目が輝く。 やっと、いじめてもらえると思ったのかな。

 俺は、部屋に戻って、ある物を取ってきた。

 工作用のハサミだ。

 

 リビングで待つ兄貴の目の前で、新聞紙を広げた。

 「何するつもりだ? 悟?」兄貴が、恐れているとも期待しているとも、聞きとれる声で、俺に尋ねた。

 俺は、目の前でハサミをジョキジョキさせながら、笑顔で言った。

 「せっかく夏なんだし、キレイに散髪しようよ?兄ちゃん!」

 

 

つづく