母・百合子は気になっていた。
今年で中学生になった息子・トキヤのことでだ。
「トキヤ?最近なんか楽しいことあった?」
「別に〜・・・。」
百合子が、トキヤのことをいくら心配しようとも、最近では、そっけない態度しかとられない。
父もいて、母もいて、姉もいる。その上に、ペットとしてハムスターも飼っている。
家だって、一軒家でどちらかといえば裕福な方だ。
母・百合子からしてみれば、これほど理想的な環境に育っておきながら、そっけない態度を取る息子のことが、軽い不安の種であった。
ちょっと前までは、お母さんお母さんと甘えてすり寄ってきたものだが、今では、話しかけない限りは、会話もないような状態。
もう一緒にお風呂に入らなくなってから、2年は経とうとしている。
サッカーに対する情熱が感じ取れるのはいい事だが、少しは家族のほうにも、目を向けてほしいというのが、百合子のトキヤに対する、正直な気持ちであった。
そんな時分、百合子は、とある行為を決行へと移すことにしたのであった。
「トキヤ?湯加減はどぅ〜?」脱衣場の洗濯機に、息子・トキヤの脱ぎ散らかした衣類を放りながら尋ねる、母・百合子。
「うん。ふつ〜」曇りガラスの向こうの風呂場からは、トキヤの無関心な印象を受ける声が聞こえた。
チャプチャプと静かに聞こえる。
湯船につかっているのだろう。
「お母さんも一緒に入っていい〜?」
「えっ!?ちょっ、いやだよ母さんっ!!」
母の問いかけに、今回ばかしは冷めたコメントも返せないトキヤ。
「いやだっ!恥ずかしいから入ってこないでっ!!?」声を大にして叫ぶトキヤの目には、曇りガラス越しに、衣類を脱ぐ母親のシルエットが写っていた。
百合子からしてみれば、親子ゆえに何を恥ずかしがる必要があるのかという、能天気(?)な意見であった。
「おまたせっ!」無駄に明るい笑顔を振りまきながら、風呂場へと堂々と潜入した百合子。
当然、彼女だって全裸なわけだ。
年頃の息子は、湯船の中で、母親の裸に思わず目をそらし、顔中を赤らめる。
いろんな要因があって、照れているわけだ。
今のこと、何があってもクラスの人に話せはしないだろう。
そんなウブなトキヤとは正反対なのが、母・百合子である。
百合子は、洗面器でお尻とおま○こにお湯をさっとかけ流すと、久々に見る息子の裸体を鑑賞した。
「ばかっ!なんのつもりだよっ!!?」
透明なお湯の中で、股間を押さえながらしどろもどろに叫ぶトキヤ。
「ん?トキヤがどれくらい大人になったかなぁって思ってさ!」百合子は割と素直に答えた。
なんというか、迷惑なお騒がせママである。
「そんなことよりも、はいはい、詰めてっ?」
「わっ、ちょっ!?」とても広いとはいえない湯船の中に入ろうと、強引にその身をねじ込んでくる百合子に、トキヤは、顔をしかめながら、それを阻止しようとする。
だが、母の強引さに負けてか、すぐにスペースを奪われてしまった。
狭い湯船にギチギチと2人が詰まるように入ったことによって、大量のお湯が、風呂がまを伝って床面に流れていった。
トキヤは渦を巻きながら、そのお湯を飲み込む排水溝を見つめ、硬直してしまった。
ここで立ち上がると、母に対し、モロに近距離でチンチンを見せることになるわけだし、下手には動けない。
こうなることと分かっていれば、彼は、すぐさま、体と髪を洗って風呂から上がっていたことであろう。
そんなことよりも、狭い空間にて密着する生身の肉体同士が、妙に生々しくリアルな感覚で、精神的にまいってしまいそうだ。
トキヤの脳内ゲージはすでに振り切れ、緊張感からか、体が動かなかった。
体が思うようには動かない上に、下手にも動けない。
今のトキヤにとってすれば、なかなかの生き地獄っぷりであった。
冷静に、脳だけで考えれば、母親と一緒にお風呂に入ることなんて、2年前には、当たり前のことだったハズなのに、やはり、中学生にもなってみれば、この状況はなかなか切ないものがある。
センチメンタルな気分といって問題はない。
「あぅ・・・あぅ・・・ 困るよ・・・ 」口をパクパクさせながら、やっとのこと声を出すトキヤ。
その瞳は、先ほどから、排水溝一点を見つめ、ぶれない。
空気が読めない母親こと百合子にも、トキヤが緊張していることが簡単に判断できた。
百合子は横目で、トキヤの顔を見ながら尋ねた。
「何が困るの?」
「お・・・ 俺だって中1なんだから・・・ 分かってよ!?恥ずかしいよ・・・」心なしか涙目の息子を見ながら、百合子は答えた。
「親子なんだから、そんなの関係ないじゃない!?」
やっぱり空気の読めてない百合子。
トキヤの世代に言わせてみたら『KY』と答えられそうである。
「そんなことより、久しぶりの混浴だから、お母さん、背中流してあげる!!」
「いっ、いいって!そんなこといいから、とっとと出て行ってくれない!?」
「お母さんを裸で追い出す気なのっ!?」
「だったら俺が消えるから、目ェ閉じててよっ!!?」泣く泣く受け答えするトキヤの気持ちなど、てんでスルーで百合子はマイペースであった。
「はいはいっ、立った立った!!」
「んもぉ〜!ウザイぃぃい〜!!」
子供としては、親を選べないというのは、万国共通のしきたりであるし、どの歴史を見ても、そうである。
トキヤは、このときばかりは、その暗黙のルールを心から恨むのであった。
「いつまで隠してるの?」
「・・・」
トキヤは、前ガードと無言。この2つに徹することとした。
少しでも気を抜けば、百合子にチンチンを見られてしまう。
今までにトキヤ自身は、そんなにマジマジと、自分の性器の成長具合など気にかけることはしなかったが、言われてみれば生えてるような気もするし、生えてないような気もする。
手で触ってみて、ようやく気がついた。
なるほど、柔らかい毛がそれなりに生えているようだ。
生えていると分かってしまえば、なおさら見せたくないと思うのが、思春期の息子の心境である。
だが、何だかんだ言って、湯船から出て、母・百合子に背中を流してもらっていた。
やはり、母親とだけあってか、丸め方がうまいというか、トキヤにとっては、心理誘導でもされてたんじゃないかと思うほどに、気が付けばちゃっかりと、背中を流されていた。
「ホントに照れ屋さんなんだからっ!?」母・百合子の能天気な言葉に、トキヤは無言を破って言い返す。
「どこの世界に中学生になってまで母さんと一緒に風呂はいるヤツがいるんだよっ!?
マジで、分かってないでしょ!? このっ・・・、事の重大性っての??」
「中学生になって、お母さんとお風呂に入る子なら、ここにいるじゃない?」
トキヤをたしなめるような口調で、百合子は彼の背中に人差し指をくっつけ、その上で指を走らせた。
「んもぉ〜、俺このままじゃ絶対ぐれるからなっ!?」半ば諦めもこもった声。
トキヤは、やがて股間のガードを緩めていった。
やはり、ここまでマイペースな母親に普段から振り回されていると、ある地点をピークに諦めを覚えなければならないということを、学んでいたりするのだろう。
百合子も百合子で、自分の息子とだけあって、自分のペースに飲み込む自信があっての行動だったのだろうか・・・。
そう考えると、百合子の完全勝利とも考えたくなる結末だ。
とにかく、トキヤは意地を張っても仕方がないことを悟り、股間のガードを解いたのであった。
「あら!ちゃんと生えてるんじゃない!お母さん、生えてないから意固地になってるんじゃないかと思ってたわよっ!?」
「うっさい!満足しただろ、もう、俺もう上がっていい?」
開き直ったトキヤの目には、うっすらと涙がたまっていた。
恥ずかしくて恥ずかしくて、頭がパンクしそうなのか、全身が紅潮している様に見える。
触れる肌は、はじき返されそうなほどに、熱を帯びていた。
「あうっ・・・」
ふと、母の乳房に目をやってしまったトキヤは、不覚にも、一瞬、変な声を出してしまった。
母親と言えど、異性だ。
そんな目で見てはならないことぐらい分かっているはずなのに、青い発情期のトキヤにとっては、目に映ったソレが、完全に性の対象として映ってしまった。
「どうしたの?オッパイ見て興奮した?」
「ウルサイッ!黙れっ!!」
顔を真っ赤にさせ、母親から必死で視線を背けようとする彼ときたら、まるで何かに怯えているようであった。
トキヤは、脳内で、いろんなことを連想させて、今のオッパイの記憶を消し去ろうとするも、網膜に鮮明に刻まれた母の乳房が、離れない。
そのせいで、トキヤの熱い鮮血は下半身の性器へと流れ始めた。
海綿体を血液が満たすことによって起きる、男性の生理現象、そう勃起である。
「そんなにリアクション取らなくても、赤ちゃんのときは、このオッパイをすばぶって成長したんじゃない!?
今更になって照れることないんじゃないのぉ??」
「いまだから照れるんだろっ!!?」
百合子の言葉に、裏返ったような声でヒステリックに叫ぶトキヤ。
一度は、解禁した股間を、再び両手で覆う。
百合子には、この不自然とも取れる行動の真意を、簡単に見抜くだけの経験はあった。
「チンチン起っちゃった?」
「悪いかよっ!?」顔中くしゃくしゃにして、背中で威嚇をするトキヤ。
「見ないうちにどんどん大人になってるって実感しちゃうなぁ〜!!
オナニーは?もう、覚えたのかな?」百合子は、いたずらな微笑を浮かべながら、トキヤの背中に、たわわに実った果実のごとき巨乳を押し当てた。
石鹸の泡が、摩擦をニュルンと性的なものへと変えるようであった。
トキヤの脳内は、爆発寸前である。
爆発したら、鼻血を噴き出しながら、意識を失うことであろう。
それはそれで、また後々恥ずかしいものがある。
そんなことを考えながら、必死で理性を保とうとするトキヤには、いま、もうひとつ、いろんな意味で爆発しそうなものがあった。
それこそ下半身だ。
「質問には答えるっ!!」トキヤの事などおかまいなしの百合子は、そう言って、背後からトキヤのフル勃起したチンチンに手を伸ばした。
「あぁあっ!!」トキヤの、12歳の淡いあえぎ声が、風呂場に響く。
甘みを帯びたような声であった。
母親に聞かれてはならない、とても恥ずかしい声。
死ぬほどの後悔が、トキヤを襲うものも、何度でも今の声を聞かせてほしいと願うのが百合子の本音であった。
百合子の右手は、血液の充満したトキヤの肉棒を完全に握りこんでいた。
そして、本能に従うがごとく、上下へのピストン運動が展開される。
「あぁぁあっ!母さんっ、おかぁさっ、イヤァ!!」
トキヤは、百合子の手コキから逃れようと、前に動くも、狭い風呂場のスペースでは、壁に逃げ道を阻まれる。
両手を壁につけて、頭を必死で左右に振り乱すも、股間の快楽からは逃れられなかった。
このままでは、母親の手でイッてしまう。イカされてしまうのだ。
事実、それだけはどうしても避けたい。
しかし、肉体は、快楽に対しては、とことん正直者であった。
「あぁっ!母さん・・・ 母さん・・・ッ!」
「ずいぶん気持ちよさそうね?」ここまで来れば、百合子もイカすまでは満足ならない。
百合子としては、どんどん息子のメッキがはがれて、本当の彼を知ってゆくような感覚が、たまらない。
「トキヤ?気持ちいい?」
「気持ちいぃ。きもちーよぉ、お母さんっ!うぇ〜んっ!!」口からよだれをこぼし、それを隠そうと、顔を激しく横に振るトキヤ。
クチャクチャネチャネチャと、石鹸の泡立ちが、妙にいやらしい音を演出し、場の卑猥さを盛り立てる。
もう、何もかもがたまらないトキヤ。

腰を振ったり、お尻の穴をヒクヒクさせたりと、本能が百合子を誘うがままの行動で、必死にアピールをする。
やさしく、そして強き母・百合子は、当然息子のすべてを包み込むかのように、トキヤを満足させる。
左手の人差し指が、脊髄の上を走り、石鹸の泡を集めながら、アナルへと辿り着く。
すると、アナル周辺を反時計回りにくるくると円を書き、じょじょに半径を狭め、しまいには許可を得たかのように、ゆっくりと、その中へと指を押し入れていった。
まるで、指もアナルも、百合子とトキヤから派生した、まるで別の生き物であるかのような感覚であった。
「あぁぁあ!お尻の穴、らめぇぇえっ!!」
トキヤの全身に稲妻でも走ったかのように、ビクッと身をのけぞらせ、喘ぎ声を上げた。
しなやかなラインを描く筋肉が、石鹸の泡と汗をはじく。
百合子は、左手人差し指で、直腸内のこりこりした部分の探索を行いながらも、右手で行われるセンズリを止めはしない。
母親の超絶テクニックに、まだまだ大人の階段の手前で登るか登るまいかを迷ってるような青二才のトキヤは、残念なことに本能のままによがることしか、選択肢はないに等しい。
「あぁんっ!ひゃぅぅうっ!!」なんと、みっともなく、はしたない喘ぎ声。
子供のトキヤには、刺激が強すぎるのだ。
そんな息子にも、百合子は愛を注ぐことを怠りはしなかった。そして、これからも、そうであろう。
そして、いまばかしは、飛び切りの愛情を注ぎ込んでいるのだ。
百合子は、ついにトキヤの中で発見してしまった。
前立腺だ。
百合子に、目が光った。
「あひぃぃいい!!おしりっ、おひりぃ、きもちぃい〜よぉ〜っ!!らめぇっ、おっ、おれぇ・・・ 」
右手のピストン運動にくわえ、体の内部からは、前立腺マッサージ。
外的要因と、内的要因の快楽がひとつになった瞬間、少年の心を解放するような絶頂が訪れた。
「いくぅぅうう!!!おかぁさっ!イクよぉぉおっ!!!」
びゅるびゅるびゅるびゅるっ!!!!
大量の精液が、宙へと発射され、床に落ちずに、勢いよく正面の壁に着陸した。
なんという勢い。なんという量。

風呂場は、一瞬にして、トキヤで出したザーメンの、淡く、鼻腔をくすぐる臭いで、満たされていった。
百合子にとっては、心地よいアロマだ。
トキヤは、崩れ落ちるかのように、壁から手を離して、目頭を押さえた。
素直に、泣いていたのだ。
呼吸は整っていないし、過呼吸にも感じられるほどに乱れていた。
そんなトキヤを抱きしめ、百合子は、彼の横顔にキスをした。
・
・
・
「おふたりさん?風呂場で何遊んでたの?」風呂から上がると、トキヤの姉、つまり百合子の娘が半笑いで尋ねてきた。
「えっ!?」思わず、顔を見あわせて赤くなる親子。
「お父さん、今夜残業で良かったね!? ものすごい声がもれてたわよっ!?」
姉の言葉に、気を失うほどにカァァアっと顔を赤らめるトキヤであった。
「そんなことより、今度一緒にお風呂はいるときは、トキヤが私の背中流してよねっ!?」
「もう・・・一生勘弁してください・・・
それでもマイペースな、愛すべき(?)お騒がせママ百合子なのでした。
おわり
